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アプリ開発の基礎知識!費用相場や開発の流れを紹介
アプリ開発は、店舗・ブランドの集客促進や社内の業務効率アップに効果的です。現在では、業種や規模を問わず幅広いビジネスで活用されているので「自社でアプリを開発・導入しよう」という話題が出ることも少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、自社アプリを開発したいと考えた時に役立つ情報をまとめてお届け。アプリ導入のメリット・デメリットをはじめ、費用相場や開発の流れなど、アプリ開発に乗り出す前に知っておきたいポイントを幅広く解説しています。
記事の後半では、開発費用を抑える方法や参考にしたい開発事例もご紹介しているので、ぜひお役立ていただけたら幸いです。
アプリの種類とその特徴
ひと口に「アプリ」といっても、実は「ネイティブアプリ」と「Webアプリ」という2種類があるのをご存知でしょうか?
そもそもアプリとはアプリケーションソフトウェアの略称で、一般的にはスマートフォンにダウンロードする「ネイティブアプリ」のことを指します。ただし、アプリにはWeb上で動作する「Webアプリ」というものも存在するんです。
まずは、この2つの違いを理解するところからはじめましょう。
Webアプリ
Webアプリとは、Webの仕組みを利用したアプリケーションのことです。ネイティブアプリと異なり、利用時にダウンロードの必要がなく、スマートフォンでインターネットに接続することができれば使えます。
Webアプリはブラウザ上で閲覧できるので、ユーザーが使用するハードルが低いのが特徴として挙げられます。まだブランドやサービスのことをよく知らないユーザーにも訪れてもらえるチャンスがあるのもWebアプリの特徴です。
Webアプリは、業務管理ツールからソーシャルゲームまで多岐にわたります。たとえば、動画共有サービス「Youtube」やWebメールサービス「Gmail」、ECサービス「Amazon」などが例として挙げられます。
ネイティブアプリ
ネイティブアプリとは、スマホのホーム画面上に表示されるアプリのことです。一般的にアプリといえば、こちらのアプリを思い浮かべる方が多いでしょう。
iOSであればApp Store、AndroidであればGoogleのPlayストアから端末にダウンロードする必要があり、ダウンロードしたアプリはホーム画面上にアイコンとして表示されます。アプリによってはオフラインで使用することも可能です。
ネイティブアプリには、ユーザーに能動的にアクションできるプッシュ通知などの機能を搭載することが可能です。また、ダウンロードという心理的ハードルを乗り越えたユーザー、つまりブランドやサービスに対して関心の高いユーザーの行動データを取得できる側面から、マーケティングに欠かせない存在となっています。
こちらの記事では、ネイティブアプリに焦点を当て、アプリ開発の基礎知識を解説していきます。
アプリ開発のメリット・デメリット
続いて、アプリを導入するメリット・デメリットについて説明します。アプリの特徴を理解した上で、集客や業務効率化に生かせる効果的なアプリを考えましょう。
アプリのメリット①ターゲットとの接点を増やせる
先にも少し触れましたが、ユーザーが一方的に閲覧するWebサイトとは異なり、アプリでは管理者側からプッシュ通知を送信することができます。プッシュ通知とは、新しい情報を公開した時にユーザーに直接通知を送ることができる便利な機能です。通知はスマホのホーム画面に表示されるため、ユーザーに対してアプリの存在をアピールすることができ、効果的にアクセスにつなげることができます。
ユーザーの役に立つ最新情報やキャンペーン開催のお知らせをプッシュ通知で配信すれば、ユーザーの満足度を向上できます。
アプリのメリット②ブラウザにはない多彩な機能を搭載できる
アプリには、サービスや目的に合わせた機能を搭載することができます。たとえばアパレルショップや飲食店であれば、スタンプカードやクーポンをアプリに搭載すれば、ユーザーはサービスを便利に利用することができるため、利用頻度を高める効果が期待できるでしょう。
ほかにも、ユーザーと個別でやりとりできるチャット機能や、顧客管理に役立つ会員ページなどを設置することも可能。集客や売上アップに役立てることができます。
アプリのメリット③社内業務を効率化できる
アプリを上手く活用することで、スタッフの業務を軽減することができます。
たとえば、プッシュ通知を配信すればDMを手配する手間を省けますし、スタンプカードや会員ページといった情報がアプリに集約されれば管理も簡単になります。
負担が軽減されることで、本来注力すべき業務に取り組むことができるため、企業・店舗としての効率も改善するでしょう。
アプリのデメリット①開発に費用と時間がかかる
社内で開発する場合でも外部の開発会社に依頼する場合でも、アプリを開発するためには費用と時間がかかります。アプリに搭載する機能やその作り込み具合にもよりますが、Webサイトを制作する費用と比較すると高額になるケースがほとんどです。
アプリならではの機能を集客やマーケティングに上手く活用することができれば、そのコストを回収することができますが、計画性のない開発をしてしまうと販売促進効果を得られない恐れもあります。
アプリのデメリット②運用に手間が発生する
アプリは完成したらゴールではなく、ユーザーの反応を見ながら改善・運用していくことが大切です。ユーザーとの親密度を高め、ブランドやサービスのファン作りに生かすためには、定期的な情報発信や使いやすさの向上が欠かせません。
アプリを効果的に活用するためにも、長期的な運用計画を立て、コツコツと運用することを心がけましょう。
アプリ開発の流れ・フロー
アプリ開発を外部の制作会社に依頼する場合、企画の前に課題や目的を明確にするヒアリングを行います。それを踏まえた上で、目的を達成できるアプリの要件を確定し、開発に入ります。
それ以降は社外に依頼する場合でも、社内でアプリ開発を行う場合でも下記のフローを辿るのが一般的です。
開発にかかる期間は、シンプルな機能だけを搭載したアプリであれば3カ月ほど、プッシュ通知やクーポンといった複雑な機能を搭載する場合には10カ月以上を要することもあります。
アプリ開発の一般的な流れ
1.企画
社内で現状の課題を洗い出し、アプリに求める機能を選定。各機能の仕様をできるだけ細かく指定します。(チャット機能は文字だけのやりとりでOKなのか、スタンプ機能を加えるのか…etc)依頼候補となる開発会社の得意・不得意を見極め、相性の良いパートナーを選定しましょう。
2.要件定義・発注
要件定義とは、アプリの詳しい内容や機能を決める工程です。ヒアリングの内容を元に作成された提案書と見積書を受領し、ヒアリング時から変更になった点がないかを確認します。この「要件定義書」はアプリ開発の設計図となる重要な書面です。この時点で、抜け漏れがないか、また、お互いの認識に齟齬がないかをしっかりと確認しましょう。
3.基本設計(外部設計)
用件定義の次に行うのが基本設計(外部設計)です。要件定義の内容をもとに、アプリの構成や各機能のデザイン、操作方法といったユーザーの目に触れる部分を決めていきます。
4.詳細設計(内部設計)
基本設計で決定した内容を、プログラミングに取り掛かれる段階まで詰めていきます。どんな操作をしたらどんな画面が現れるか、ユーザーが入力した情報がどのように格納されるかなど、内部の構造を事細かに決定していきます。
5.開発・実装
アプリの設計が完了したら、プログラマーによる開発・実装がスタートします。プログラマーは定義した要件に沿って、適切なプログラミング言語やフレームワークを使用して、コーディングを進めます。
6.テスト
アプリが完成したら、予定通りに機能するかを必ずテストします。リリース後のトラブルは、信頼問題にも繋がるので、事前に想定しうるトラブルは改善しておきましょう。
7.審査・公開
各OSに合わせたアプリストアに登録(iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Play)を行います。審査を無事通過すると、アプリをリリースすることができます。iPhone・Androidともに数日〜1週間程度で審査結果が出ます。不合格の場合は、機能の見直しなどが必要になる場合もあるので、余裕のあるスケジュールで進めましょう。
アプリのジャンル別開発の費用相場
アプリのジャンルによる費用相場は、下記の通りです。 ここでは、アプリストアでダウンロードすることで利用できるネイティブアプリを1から開発する(=受託開発)場合の費用相場をご紹介します。
アプリの種類 | 費用相場 |
EC(ネットショッピング) | 100万円〜400万円 |
飲食店・サロン | 300万円〜600万円 |
教育・学習 | 300万円〜1,000万円 |
ニュース・メディア | 300万円〜500万円 |
マッチング | 800万円〜1,500万円 |
同じジャンルのアプリでも、搭載する機能や作り込み具合によって開発費用は大きく異なります。 たとえば、チャット機能をつける場合、文字だけでやりとりをするシンプルな仕様であれば200万円程度が相場となります。ただし、そこにスタンプを追加したり、プッシュ通知機能を追加するとなると開発費用はかさんできます。
そのため、上記の価格はあくまで目安として参考にしていただければと思います。
おわりに|自社・企業アプリを開発するなら「ドコドア」
今回は、企業や店舗で「アプリ開発をしたい」と考えた場合に知っておきたい基礎知識をまとめてお届けしました。
とはいえ、実際のアプリ開発の流れや予算感はイメージが湧きづらいため、初めてアプリ開発をする場合には「どこに任せたらいいかわからない…」と不安を感じる方も多いはずです。
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